【2018年版】現役SFC生が語る、SFCのいい所悪い所。ネットの評判って本当 ?大学生活の不安解消しますVol.1

【2018年版】現役SFC生が語る、SFCのいい所悪い所。ネットの評判って本当 ?大学生活の不安解消しますVol.1

たまには、こういうことも書いてみようかな。

この記事がSFCを目指す受験生の皆さんの助けにちょっとでもなれば嬉しいです。

ちょっとだけ自己紹介

自分はSFCこと、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにある総合政策学部の3年生です。自分はSFCの中では珍しい存在なんですが、父親がSFC一期生です。なので、ちょっとSFCに対する思い入れは人より強いんじゃないかな?とか思っています。サークルはTopDogsというテニスサークルに入っていてこれも父親と一緒です。研究会は、村井研究会とその傘下にある伊達研究会に所属して研究内容はITと医療についてです。自分のSFCに関する説明はざっとこんなものかなぁと思います〜。あ、あとTEDxKeioUSFCというイベントをSFCでやりました!w

そもそもSFCって?

この記事読んでる人はSFCについてすでに知ってるかもしれないですが、SFCも軽く説明しておきます。SFCは慶應義塾大学のうち3つの学部があるキャンパスとそれぞれの学部自体のことをさします。

総合政策学部環境情報学部看護医療学部この三つの学部が湘南藤沢にある僻地キャンパスで総合・環境は4年間、看護は2年間を過ごします。

SFC = 総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部とそれらのキャンパス

とんでもない僻地!

僻地キャンパスと言いましたが、その僻地度合いは凄まじく、周りには畑と養豚場で雨が降った後には必ず『SFCの匂い』と言われるくっさい臭いがします。最寄駅は湘南台駅で小田急線江ノ島線・横浜市営地下鉄ブルーライン・相鉄いずみ野線の3本が乗り入れています。ただ!そのうち相鉄と市営地下鉄に関しては終点で、小田急もほとんど終点の片瀬江ノ島まで5駅くらい?の端っこにある駅です。さらに!そんな駅からキャンパスまではなんとバスに乗る必要があり、神奈中バス慶応大学行きで20分程度かかります。

とまぁ、とんでもない僻地ですよね。筑波大学や中央大学の皆さんには親近感が、、、!

まぁ、そのため友人では都内でも湘南台で一人暮らししている人は多くいます。例えば、高井戸や馬込周辺の人は湘南台に引っ越してきているイメージですねぇ

場所はとんでもなく悪いかも、、!都内でも一人暮らし検討必要かも

SFCの理念

SFCの理念は問題発見・解決型人材の育成です。そもそも、慶應義塾自体に諭吉先生が唱えられた「実学」という理念があります。これは、実際に活用される学びでなければ学問ではないということです。もちろん基礎研究とかも大事ですけど、基礎研究とかは活用されているって考えなんですかね?w

まぁ、それはいいとしてSFCでは自分で問題を発見し、その問題に対して手段を問わず解決できる人間を育成しようという考えが根底にあります。

まず、自分で問題を発見するということについて。どういうことか?というと、今までに常識とされていた指標を常識とせず周りから見たら『異端』かもしれない指標を持って物事を見ることによって新たな問題を発見するということです。つまり、今までにはなかった新しい価値観を持って新しい問題を発見するということになります。つまり、常に批判的思考をしろとのことなのではないか?と勝手に理解しているところですw

次に、手段を問わず解決できるという点。ここでいう、手段を問わずというのは領域・学問を横断して一つの学問に縛られることなく問題解決を行うということです。現在、何をするにも文理だとかって言われますがSFCでは文理を気にする事は一切ありません。だって、みんな何かしら特定の問題意識を持ってその問題に対する行動をしているのですから。なので、社会学やってるけどITもやってるよ?なんて人はたくさんいます!自分も、AppleWatchなどのウェアラブルデバイスを駆使してさらに健康な社会を作るためにはどうすればいいのか?ということをテーマに活動してます。このテーマには、一般的には行動変容学や医療政策学、情報工学が含まれます。もちろん、これだけじゃなく必要なら様々な学問をつまみ食いして問題に当たるのがSFCの文化です。

ここまで見てみると、新しいことやろうぜ!という雰囲気があるのが伝わったりしますかね?w 簡単に言えばSFCは新しい物好きなんですねw 新しいもの=異端なのでSFCではよく異端であれなんて言われたりもします。

異端であれ!そんでもって見つけた問題を解決しろ!=SFCの理念

実際のSFCの特徴

SFCの特徴は、起業家が多いことや多様性が強いこと。(あれ、矛盾してる?w)あと、慶應義塾の中じゃ国際色が強いことですかね。あ、あと忘れちゃいけないカリキュラムの自由度ですね!一つずつ説明しますね。

起業家が多い!

えっと、SFCは有名な起業家が非常に多いですね!なんせ、新しいもの好きなんでw 会社も新しいものが良かったんじゃないですかねw

有名どころでいうと、カヤックの柳澤さんやククパッドの佐野さん、じげんの平尾さん、Sunsunの寺田さんなど。。。 まぁ有名なベンチャーの方々が沢山いらっしゃいますねw ニッチかわからんけど意外なとこでいうと、GODEATERという超有名ゲーム作ってるShiftなんかはSFCのサークルが前身だそうですね。楽天の創業メンバーにも多数SFC生がいます。

こんな感じでSFCは、ベンチャー界隈では一目置かれる存在になっています。特に、肌感ですがSFC→リクルート→独立なんてコースを辿ってる人が沢山いる気がしますね・・!もちろん、学生起業も多くてそればかりじゃないんですがね。

多様性の強いカオス空間

SFCの学生になってよく聞かれる事は学部の名前をいうと、それ何してるの?政治の勉強?ということです。(環境だとどう聞かれるんだろ?)まぁ、この答えっていつも困るんですよね。話すと長くなること間違いなしなので、、、w 総合政策・環境情報といっても、先述の様に文理の違いというのはありません。受験生の皆さんはSFCは2回受験チャンスがあるんだくらいに思っておけばいいです。

実際、入ってからカリキュラムが違う点は環境情報学・総合政策学どっちが必修授業か?というだけです。ちなみに、これらは1年の前期で終わります。つまりほぼ違いはありません。なんで、そんな違いのない学部が二つもあるのかって?文科省のせい・・・と学部長が申しておりましたw

そういうわけで、総合政策学部でもバイオの研究しているやつがいたり、ドローン飛ばしてる奴がいたり、映像制作やっている奴がいたり。もちろん、政策研究しているやついたり国際関係やっているやつもいたりと本当にカオスです。逆も然りで、環境情報という名前を関して文学やっているやつもいます。

普通の大学なら、授業で隣に座る人は同様の研究をやっている人でしょう。しかし、SFCでは後述するようなカリキュラムの自由さも重なって授業の隣に座る人やグループワークする人は全く別の研究をやっている人がほとんどです。だから、自分の価値観に対して刺激を与えてくれて、常識を壊して考える手助けをしてくれます。これは、他の場所にはない良い点だと思います!

SFCはカオス!だからこそ、異端が生まれる。

国際色が強い!

実は慶應義塾には国際〜学部みたいなのはありません!だから、国際系の勉強をするのであれば国際の何を勉強したいかによって各学部に分かれます。SFCは、中でも多くの国際系の研究があるため国際志向の学生が多く集まります。

キャンパスでは、そこかしこで様々な言語が聞こえます。中国語や朝鮮語、もちろん英語も。SFCでは第一、第二外国語という概念がなく外国語は全てフラットに取り扱われています。しかも、学べる言語は圧倒的に多く、

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • 中国語
  • 朝鮮語
  • マレー・インドネシア語
  • アラビア語
  • イタリア語
  • ロシア語

と、10の言語が学べます。これに加えて留学生向けに日本語もあるので正確には11種類ですが。さらに、誰もが参加可能なGIGAプログラムというものがあります。これは授業を全て英語で履修可能というシステムです。厳密には全ての授業ではありませんが、ほとんどの授業が英語でも履修可能です。だから、留学生も多くなります。そのため、言語学習を通じてその言語が話される国の問題解決を行いたいという人は現地からきている留学生とあって一緒に活動したりなんてことも可能です。

多言語主義のおかげでとても国際色豊か!

究極に放任主義な自由なカリキュラム

必修単位を数えて見ましたw うちの学部で必修単位として決められている単位は総合政策学・情報基礎1/2・体育1/2/3・心身ウェルネス・データサイエンス1/2・外国語8単位分・研究会8単位分・卒プロA/B。さて、これを計算すると、卒業に必要な124単位中40単位ですねw 多分、他の学部でこんなに必修少ないのはあり得ないと思います。

SFC設立当初の人工言語=プログラミングと自然言語=外国語の二本の軸が未だに残っているようで、情報基礎・データサイエンスと外国語は必修ですね。さらに、SFCの理念をとく総合政策学。ここら辺までは、当然の必修ですね。卒プロと研究会はいうまでもなく、、、卒業制作・論文とゼミのようなものなので。珍しいと言われるのは、心身ウェルネスや体育じゃないですかね?ここら辺は、体も大事にしなさいよとの設立の時の考えがあるらしく、未だに運動系は残っているようです。

話を元に戻すと、、こんなに必修が少なくて自由なカリキュラムというととても良いことのように聞こえますが、正直ここまで必修が少ないのは諸刃の剣と言えます。SFCで何もしないで卒業しようとすると、何もしないで卒業できるような仕組みになっているのです。つまり、自分次第で楽もできるしエグることもできるというのがこのカリキュラムの特徴なのです。さらに、もう一つデメリットをあげると、自分でよく考えて履修をしないとバラバラ履修しただけで何も残らずにSFCを卒業してしまうことになります。ここら辺は、自分を律して何をしたいのか明確にしながら履修するしかないですね。もちろん、大学一年の間はいろんな授業とってゆっくり考えて良いと思いますけどね!

あと、自由自由って言っても自由な履修システムのせいで、SFCの授業のほとんどには履修制限がかかっています。授業を履修するために選抜課題を書いて履修選抜を抜けないといけないのです。これ、受かる人は受かるんですけど落ちる人はかなり落ちるんですよね、、、自分はめっちゃ落ちる側の人間です。つまり、自由だからと言って取りたい授業が取れるとは限らないと考えておいてくださいね!

自由なカリキュラムは諸刃の剣!

次回に続く、、、

ここまで書いて、めっちゃ長くなったので次回にちょっと持ち越しますw
次の記事はこちら!
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