【イスラエルTechリポート】GESAイスラエル予選に出席してきた -今激アツのEdTechスタートアップが集まるイベントとは?-

【イスラエルTechリポート】GESAイスラエル予選に出席してきた -今激アツのEdTechスタートアップが集まるイベントとは?-
本記事は筆者の拙い英語力でプレゼンテーションを頑張って聞き取ったことが元の情報となっています。各種リファレンスを行い記事内容には正確性を期していますが、間違いがあった場合はご教授いただけますと幸いです。

あけましておめでとうございます。

ちょっと最近更新サボってたけど真面目記事を更新しておこうかなと思います。

GESAとは?なんの略?

さて、秋頃に行ったイスラエルのイベントの記事を今アップしようと思っているか?というと

今月末にロンドンでGESAの本選があってそちらに出席させて頂く予定ということがあって、軽くおさらいをしておこうかなと思った次第なのです。

そもそも、GESAとはなんぞや?みたいに思うかもしれないですが、GESAとはGlobal Edtech Startup Awardsの略です。

世界中のEdTech(Education Technology)、つまり教育系のテクノロジースタートアップが各々のサービスについてコンペティションを行うというイベントです。

ここには多くの投資家も集まっており、スタートアップ側としては資金調達の大きなチャンスにもなっています。

実際、ここからAwardsを取らずともいい投資家を見つけ大きくグロースしたサービスがいくつかあります。

そして、こちらのイベントでは2017年にGlobal Winnerとして日本の『arcterus』という企業が優勝をしています。

彼らは『clear』という学習ノートを共有できるSNSのようなアプリを開発しており日本の受験生をはじめとして現在多くのユーザーを獲得しています。

というわけで、GESAは世界的なEdTechのコンペティションだということなのですが、今回行ってきたのはその地域予選としてイスラエルで行われていたものです。

ちなみに、地域予選は11箇所でやっていてそれぞれTokyo, Guangzhou, Paris, Helsinki, Frankfurt, Cape Town, Boston, California, Mexico, Brazilとなっています。

イスラエルってすごいのん??

さて、そんなイスラエルでの地域予選ですが非常にレベルが高いというのがざっくりの感想です。

というのも、イスラエルは現在スタートアップの機運が非常に高まっておりTwitter上でも日本人がイスラエルについて言及することが増えています。数打ちゃ当たるでスタートアップの数が増えれば優秀なスタートアップも増えるのです。

まぁでも、元々のレベルが高い説もありますが、、

アインシュタイン然り、フロイト然りユダヤ系の民族の方々はやはり優秀ですからね、、、

もともと、イスラエルのテルアビブ大学やヘブライ大学ではセキュリティの研究が盛んでそちらの界隈の賑わいで投資家が集まるようになりテルアビブにスタートアップの盛り上がりが生まれたようです。

さらに、ユダヤ系の人々は歴史的な背景から仲間内の結びつきが非常に強いようで、小国なことも重なりスタートアップコミュニティの形成も非常に早くなされたということが、この盛り上がりの大きな要因にもなっているようですね。

さらにさらに、こちらの記事を読んでみると彼らの所与の優秀さ・文化も一役買って現在のような状況があるようです!

ForbsJapan『イスラエルで目撃したスタートアップ大国「好循環」の秘密』

そんなわけで、今イスラエルはアツい!と言われているわけです。ちょっとエストニアみたいな盛り上がり感を感じますね。

エストニアは国の制度としてすごいわけですが、こっちは民間がすごいみたいな感じだけど。

GESAの登壇企業で気になったものをPickUp!

僕がGESAイスラエル予選の登壇企業で何らかの賞を受賞していたものをPickUpしてご紹介します!

ちなみに10社登壇したのですが、その中から3位までグレード付けがなされていました。

スマホでの読書体験を進化させる!『MIST』

厳しい予選の中で1位勝ち抜けしたのは、『MIST』という企業です。

MISTとは、Mobile Interactive Story Tellingの略で、スマホを通しての読書体験を新しいフェーズに進め、スマホベースの学習の助けとなるアプリの制作を行っています。

2017年に設立されたMISTはスマホで本を読む際にインタラクティブな体験ができる仕掛けを用意しました。

記載内容を本からイメージするだけでなく、こちらからもイメージを提供することでより本に対する理解度を深められるプラットフォームを制作したのです。

これが実現すると僕みたいにスマホで何かを読むということが苦手な人も本を持ち歩かずスマホで読むことに慣れることができるかもしれないですね〜

『Cybint』サイバーセキュリティの教育システム

先ほど述べたようにイスラエルではもともと、サイバーセキュリティが非常に強い領域として賑わいがありました。

というのも、イスラエル軍がそこに注力していたからなんですけど、それを活かした教育システムがこちらの『Cybint』です。

法律のエキスパートや、(ちょっと聞き取りあってたか怪しい。。)退役軍人でサイバーセキュリティのエキスパートを抱き合わせて統合的にサイバーセキュリティの教育をこ萎えるシステムの構築がなされています。

これが、評価されて2位になっていたようです。

AIを用いた個人最適化学習『examPAL』

3位だった『examPAL』はたくさんの学習データをDeepLearningを用いて分析することで個人に最適化された学習方法の道筋を立ててくれるサービスです。

こまめにテストを繰り返すと、『examPAL』が受講生の用いた問題の解法などからその個人にあった解き方や母集団で人気な解き方、解き方ごとの速度などを勘案して個人に最も最適化された解法をコーチングしてくれます。

このシステムは主に数学の学習に有効で、まさにEdtechといった感じですね。

まとめ

さて、イスラエルでのEdtech事情を軽くおさらいしましたが、Globalでの勝者は誰になるのか?非常に気になるところです。

GESA本選は1/23@Londonです。開催され次第、すぐみなさんにレポートをお伝えしますので乞うご期待!

以下、参考リンク:
GESA公式HP
clear公式HP
MISTについて
Cybint公式HP
examPAL公式HP

その他イスラエル情報はこちら:
【旅シリーズ】イスラエルの一大観光都市テルアビブで芸術と猫と海を楽しむ
【旅シリーズ】一生に一度は行くべき!イスラエルで宗教のすごさを思い知る。

IT関連カテゴリの最新記事