自分が大学二年生の時に行ったイスラエルがとても衝撃的だったので皆さんにもご報告!
イスラエルとは?
まず、イスラエルをおさらいしましょう。イスラエルとは、世界中に散ったユダヤ教の人々が自分たちの故郷の地に作ったユダヤ教の国です。しかし!!イスラエルの法律上の首都となっているエルサレムはなんとユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教の聖地となっています。それもそのはず、実はユダヤ教をもとにして分派して生まれたのがキリスト教とイスラム教なのですから。有名な話ですが、イエス・キリストは元ユダヤ教の人でしたからね。そして、分派しただけあって彼らが崇める神は名前は違くともその本質は一緒です。ヤハウェとかアッラーとか呼ばれてますが彼らが崇めている神は一つで同じ神様なのです。だから、聖地も一緒で様々な宗教の人がエルサレムには暮らしています。そして、もう一つテルアビブという都市がイスラエルにはあります。テルアビブはイスラエルの経済的首都で基本的にはこっちの都市の方が首都っぽいです。
まず空港に着いてみる
さて、首都っぽい都市が二つある国ですが、経済機能がテルアビブにあるように近代的な施設・インフラは全てテルアビブにあると考えて構いません。そのため、イスラエルのメイン空港とも言えるベン・グリオン国際空港はテルアビブにあります。そして、この空港その立地上セキュリティがとても厳しく、世界で最も警備・セキュリティの厳しい空港と言われています。
なので、入国もそうですが、出国の際には時間に余裕を持って空港に行ってくださいね!
そんな、ベン・グリオン国際空港ですが入国の仕方や出国の仕方がちょっと面白い。スタンプじゃないんですね。これ。
自動入国システムを導入しており、端末でパスポートを読み取り、写真を撮ると入国チケットが発券されます。これを入国の自動改札機のようなゲートに読み取らせて入国します。
出国も同様ですが、出国は人に発券されました。不思議。。。
あ、あと注意なのですが出国時にパスポートの裏表紙にバーコードがついたシールを貼り付けられてしまいます。自分はパスケースしてたのでパスケースに貼られたのですが、多くの人は直貼されるようです。きになるようであれば(デザインもいいわけではないので)パスケースをしておく事をお勧めします!100%防げると言う訳ではないですが少しは直貼される危険性は減るでしょう。特に中東系に行く方はこのシールの所為で政治的にセキュリティがすごく厳しくなるそうなので、、、、
日本の京都みたいな街『ヤッファ』
エルサレムの開設のまえにテルアビブの見所を紹介します!テルアビブは、経済首都なので海の近くにビルが立ち並ぶ近代都市です、しかし、ちょっと南下して見るとヤッファというテルアビブの古都地域があります、ここまではなんとビルが立ち並ぶエリアから自転車で15分!しかも、ステーション式のレンタルサイクルが街の至る所にあるので非常にアクセスもよく気軽に見に行くことができます。建国直後、スラム街だったヤッファは現在では街全体がアートのようになっています。実際、美術関連のお店や美術館、アトリエが立ち並ぶ非常に綺麗な街並みを観光することができ現在では観光客にも非常に人気なスポットとして有名です。
そんなヤッファには伝説の岩があります。アンドロメダの岩です。
アンドロメダの岩は、メデューサを倒す伝説で有名なペルセウスが海神に生贄に捧げられていたアンドロメダを救った場所として語り継がれており写真のようにイスラエルの国旗が立っていてわかるようになっています。
このアンドロメダの岩を特等席のテラスで鑑賞しながら絶品のイスラエル料理を食べれる場所が、このBellというカフェです!
ここではイスラエルの伝統的な料理を食べることができ、海を見ながらテラスでお酒を楽しむこともできます。是非機会があったら行って見てくださいね!
世界最大の宗教都市エルサレム
世界で最大の宗教都市であるこのエルサレムは世界で最も重要な都市の一つでしょう。また、その性質上常に軍事的・政治的な危険にも脅かされている街です。でも!そんなことはそっちのけでとても歴史がある重要な文化財の詰まった都市で、観光客は非常に楽しめます。その中でも大きな見所は二つ!キリストのお墓である聖墳墓教会と、嘆きの壁です。(一般的には岩のドームもはいるでしょうが、現在はムスリム以外立ち入り禁止なので。)
この聖墳墓教会で自分は宗教が人に与える影響力をマザマザと見せつけられました。そう、教会から出て来るクリスチャンがことごとく泣いて出て来るのです。正直、ビビりました。未だに悲しみで泣いているのか?感謝で泣いているのか?感動しているのか?彼らの内心はわかりません。しかし、泣いていたのです。「あぁ、宗教を本気で信じるってこう言うことなのか」と宗教の力を目の前に突きつけられた感じがしました。その後、聖墳墓教会へ踏み入ると様々な流派の宗教建築が入り混じっており世界中を旅する気分になれます。そして、キリストの最期をこと細やかに学ぶことができます。キリストは元ユダヤ教信者でユダヤ教の信仰が形骸化していると考えキリスト教の自由な信仰の教えを説きました。その結果、今では世界最大の宗教となり様々な国の人たちがこの聖墳墓教会という聖地に赴いています。アフリカの人たちやロシア正教の人たち。もちろん、ヨーロッパ圏やアメリカからも。様々な流派がキリストの最期を悼みにこの教会へ来るのです。その人々のパワーはとてつもないものです。死してなお、人々に影響を与えるキリストとはどういう人だったのか?少し興味が湧いた瞬間でもありました。
次に、嘆きの壁です。こっちはもちろん聖地で非常に厳格な場所ですが、聖墳墓教会よりはポップというか観光客も楽しめる感じの聖地になっています。ユダヤ教の人々は常に頭頂部を隠します。その文化は嘆きの壁の前では、私たちも守らなくてはならず、必ず配布されている白い帽子を被らなくてはなりません。この帽子を被って嘆きの壁の近くへ行くと壁の隙間が真っ白になっていることに気づきます。実は、嘆きの壁には言い伝えがあり、壁の隙間に願いを書いた紙を入れて祈るとその願いが叶うというのです。そのため、壁の隙間に大量の紙が挟まっており、白く見えるのです。しかも、人が額をつけてお祈りするので人の高さ分だけ壁が黒ずんでるなどよく観察すると非常に面白いことがわかります。しかし!こんなみんなが崇めている聖地嘆きの壁ですが、ちょっと不思議なことも。。w
ガイドさん曰く、この壁は超重要な建物の唯一残った壁だから崇められているとのこと。だけど、実はこの壁建物の壁ではなく、その外壁の壁らしい。しかも!この壁が本当にその建物の外壁だったか実は誰も知らないとのこと。・・・・?あれ?なんでこれ崇められてるの??w
まぁ、いいのです!これでこそ宗教なのです!そう、崇めてる本人達が疑問に思わず幸せでありさえすれば部外者は口を出してはいけないのだ。自分は宗教はそういうものだと思っていますw
エルサレムは3つの宗教が壁一枚を隔てて聖地をそれぞれ持っています。そのため、門を一つ潜るだけでさっきまでとは全く違う世界に行けるのです。エルサレムに行く際には宗教の力強さと共にそういった国際色豊かなそれぞれの文化が目まぐるしく入れ替わるのも楽しんでくださいね!
実は、死海って海抜が世界で一番低い!って、知ってた?
そして、エルサレムから車で約30分のところに、かの有名な死海があります。死海は塩分濃度が非常に濃いため人間が浮くことのできる湖です。また、死海の泥は非常にきめ細かく、美容製品などにもよく使われています。さて、そんな死海なのですが実はあまり知られていない事が一つあります。それは、世界で一番海抜の低い場所という事です。実は死海は海よりも低い位置に存在します。そのため、気圧が高くなり普通のペットボトルもペシャンコ!以下の写真のようになってしまいます。
皆さんも死海に行った際にはペットボトルを観察してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?自分は2泊3日で行きましたが、もっと長く行っても良かったかもしれません!(と言うかもっと長くいる予定だったのに、予定が狂ったw予定が狂ったお話はまたいつかします。)
ユダヤ教国イスラエル。エルサレムに限って言えばとても様々な宗教をみれますが、普通の街中や空港では完全にユダヤ教の国です。世界で他には無い国です。しかも、ここまで宗教が集まり皆が恋い焦がれた地は他にはありません。現在でこそ、ヨーロッパの人たちのバカンスを過ごす場所になっていますが、そこには血塗られた歴史があります。。。そう行った歴史や、世界で最も読まれている聖書の内容を少しでも理解しにこの国へ行けば今後の国際社会で役に立つ時が来るかもしれない、、、、そう思えた旅でした。皆さんも、イスラエルへ宗教の力を感じに行ってはいかがですか?無宗教の日本人に新しい価値観を見せてくれる事間違いなしです!
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