今後、ちょこちょことこういった授業の内容も発信できたらと思うので、受験生の皆さんも見て見てください。
コラボレーション技法WS
SFCの月曜3~4限の授業でコラボレーション技法ワークショップというものがあります。
グループワークをどのように進めていくべきかを学ぶ授業です。
何かを生み出す時には、必ずアイデアを発散(大量に出す事)してから、話し合いを経て収束(アイデアを統廃合して一つの結論を出す事)を行います。
今回はその中でも、アイデアの発散方法についての授業で、どのようにアイデアを生み出すか?といった授業でした。
アイデアを生み出すIG
さて、アイデアを生み出すにはIGというものが非常に役立つとのことです。
そのIGとはなんなのか?
IGとはIdea Generatorの略で、アイデアを生み出すきっかけとなるようなものなのです。
さて、実際にアイデアを生み出すIGはどのようにして利用すればいいのか?以下で、詳しく説明していきます。
Step1 常識を羅列する
例えば、今回のアイデアを出すお題が「新しいタクシーを考案しろ」とのことだったとしましょう。
このStep1では、タクシーの常識を書き出しまくります。
- タクシーといえば、ドライバーがいる
- タクシーといえば、有料
- タクシーといえば、車
- タクシーといえば、乗り物
といったように、明らかにタクシーが当たり前としている常識を羅列するのです。
ここで注意して欲しいのは、欠点だけを常識としてあげるのではなく、何でもかんでも常識としてあげるということです。
Step2 常識を逆転させIGを作る
この羅列した常識を逆転させることでできるのがIGです。
常識を逆転させるとはどういうことか?
例えば、
- ドライバーがいる→ドライバーがいない
- 有料→無料
- 車→車でない
- 乗り物→乗り物でない
このように、単純に否定してあげるのです。
深く考えずに、〜ないとかいった感じに単純に逆転、否定するだけで大丈夫です。
こうやって常識を逆転させて生まれたIGからアイデアを生み出します。
Step3 アイデアを生み出す
IGから、こんなタクシーどうだろう?といった感じで連想します。
例えば、
- ドライバーがいない→自分で運転するタクシー・無人タクシー
- 無料→広告料で広告見るだけで乗れるタクシー・定額制タクシー
- 車でない→自転車タクシー・ドローンタクシー
- 乗り物でない→ホテル・カフェとして利用可能なタクシー
アイデアベースなので、実現可能性やニーズなどは無視して沢山出しましょう。
上記のように、一つのIGから複数のアイデアが生まれることもあります。
皆さんも、試しに上のIGからアイデアを考えて見てください。面白いのあったらコメントくださいね!
この手法は実はデザインシンキングと一緒
さて、この手法、実は最近はやったデザインシンキングと一緒の考え方なのです。
現状の当たり前を否定することで、新たな価値を社会に創造する。
こんなデザインシンキングの考えをアイデア作りに転用したのが今回のようなアイデアを生み出す手法でした。
実はIGを作る方法は他にも沢山あるようなので、今後も授業で習ったら順次皆さんに共有していきますね!
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